R: もし若返ることができたら・・

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R: もし若返ることができたら・・

私が今の気持ちのまま18才に若返って勉強しなおす機会があるとしたら、大学で「建築」を勉強したい。建築の思想などを、時空を超えたスケールで深く学び直したいのだ。その後は、どこかのハウスメーカーに入り、営業をする。初めは全く売れないのだが、あるときに買っていただくためのコツがわかるようになる。お客さんのモヤモヤとしている漠然とした希望を物語として紡ぎ、解決策としての設計図面を提案して契約をもらうのである。そのような自分なりの建築へに対するフレームワークの固まったところで、独立して建築事務所を作るのだ。自著も作成し、忙しい傍ら大学の客員教授として、熱心な学生に集中講義をするために教壇に立つのだ(安藤忠雄氏のような感じかな?と思う)。家は夢がある。その人の人生を託す一生で最も高い買い物である。私の関与した大切な人たちの夢を一手に引き受け、互いに「家に住む幸せ」を分かち合う、これはとてもわくわくする仕事だ。

2番目の息子がハウスメーカーに行き、この夢とは多少の接点があった。しかし、数年前にIT業界に転職してしまって、その後のシミュレーションはできなくなってしまった。私自身が、そのための再出発をするには年を取り過ぎている。一番下の娘も、建築系に進みインテリアデザイナーとして生活提案をするようになったら嬉しいなと思っていたが、これも他分野に行くことになり果たせなかった。そのための会話を十分にする機会もなかった。
子どもを持ち、あるいは孫に自分の果たせなかった夢を彼らに託すということは、親世代ではありうることだ。私も少しだけだが、子どもたちの成長とともに、そのようなシミュレーションを味わえたことに感謝しなくてはならない。一方、当然のことながら、その私の意志とは全く別に子どもたちは育っていく。それはやむをえないことだ。

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