過度のクラウド依存はダメである
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過度のクラウド依存はダメである |
前回記したことと多少関連する話を続けたい。内容については省略するがクラウドコンピューティング全盛の時代といわれる。この分野に関して、以前より思っていた私の主張がある。
ネットは高速に、より信頼性が高く、より手に入れやすい価格になってきている。しかし、ネットにはそう簡単につながるとは限らない。ネットの中継地点を含めた先のプロバイダーにおけるトラブルの問題もある。私の家の受け側のモデムの機械の問題もある(我が家はCATVである)。私のパソコンのトラブルの可能性もある。無線ランの問題かもしれない。それらの機器がすべて正常に稼働して、やっとネットワークがつながる。かつては、構成部品が比較的少なかったから、問題判別はメーカーに問い合わせればやってくれた。今は、自分でしなくてはならない。それは素人にはややきつい。身近に聞く人がいないと、ギブアップせざるをえないかもしれない(お年寄りはそうかもしれない)。さらに加えて、ネットは接続する相手も同じ状況にある世界である。メールが届いたかどうか、いつ読んだか、相手の状況はわからない、「つながる」ということは極めて複雑なプロセスを通って実現するものであり、決してあたりまえなものではないのだ。そのような複雑な世界をつなげてくれている今日のインターネット社会に感謝したい。
そのような中で、私のミスオペを含めて、私の側の理由にてトラブルになる確率は結構高い。したがって、最小限ことを進めるためには、構成要素を少なくしてパソコン単独で動くことが好ましいのではないかと思っている。クラウドコンピューティングでは、仕掛状態にあるメールの下書きからドキュメントなどすべておくと、ネットにつながらないと、事態は深刻で思考停止になることがある。
かつての単独で動くスタンドアロンパソコンというのは、それだけで完結していたのである。順序としては、まず「自立」するパソコン環境が、次に「共生」であろう。共生に相当するネットワークにより、個人の力はさらに増すのである。梅田望夫氏が「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書)で主張していたと思うのだが、順序として「共生」から「自立」に進もうとすると、他者に激しく付和雷同しがちになり、うまく飛び立つことことはできないのではと思っている。
