「新自由主義」を教科書で理解する
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「新自由主義」を教科書で理解する |
「新自由主義」、この言葉は関連した研究分野の思想的な背景を認識する必要があり、数年前に出くわした。その考え方を理解するのに私は大変苦労した。しかし驚いたことに、この言葉は、今どきの高等学校の政治経済で出てくるのだ。高校は大多数の人が進学するから、その中で政治経済を履修する人は多くはないかも知れないものの、目覚めていれば、その言葉の片鱗程度は知っているはずである。 私は高校の教科書を一通り入手しているが、実に有益な情報が多いのがわかる。
このように、社会の動きを教科書は数年遅れではあるが改訂され、新たな時流に即した内容が盛り込まれている。教科書執筆者は著名な人も多く、大変要領よくコンパクトにしかも平易に書かれている。新しいことは、新しいテキストから学んだほうが効率的である。難しい本を購入する必要はない。中学や高校の教科書は、かつてのそれと比べるとカラーでとても読みやすくなる工夫が随所になされていて、実に頼もしい限りだ。これらは政治経済に限ったことではない。私の関心が、もっぱら「生活」に基盤を置いているからかもしれないが、家庭科の内容に関しては特に有益だと思う。さらに、理科や保健体育などに対する知識も同様で、この世の中の標準的な大人の持つ常識以上の水準ではないか。小論文の書き方や発表の仕方など、大学で扱う内容としてもおかしくない内容まで教科書に盛り込まれている。したがって、親世代が学んでいないことまでも子世代は学んでいる可能性がある。自分が過去に学んだ頃の類推で物事を安易に語ってはいけないということであり、それは、今学んでいる高校生や大学生も同じことである。学ぶことを学校時代で終わりにしないで継続してほしい。
