親から譲り受けた性悪説

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親から譲り受けた性悪説

私の親は、世の中は敵であり、油断していては相手から騙されるという性悪説の世界観を持っていたと思う。だから私も、その影響を受けている。また、お前はだめなやつだとも言われて育った。それには反発して、自分なりの位置を保った(でも、時々、やりどころのないときに自分自身の不注意による結末を強く責めることがある。そういう時は要注意だ)。世界への貢献に関しては、家庭ではあまり学ばなかったし、学校でも学ばなかった。貢献とは胡散臭い言葉だと思っていた。また、鈴木健二の「気配りのすすめ」がベストセラーになり、父親から薦められて読んだ覚えがある。煙たいお説教だと思った(今でも、そう思わなくもない)。会社に入って、それなりに会社への貢献は求められたが、息苦しかった。社会で数十年勤めて、やっとこんなことかなということを学んだ。やはり、学校ではたいしたことを学んでいないということだ(笑)。

この年になって親のせいだなどというつもりはない。しかし、無力な子どもは親からの絶大な影響を受けざるを得ない。その環境をどう解釈して変革するかしないかは、ご本人の決断である。だから18を超えた大人の年齢になれば、それを含めて自分の責任ということになる。親と違う生き方をするのも自由、親と同じ生き方をするのも自由である。何も考えないということは、自ずと後者になる。その数は大変多いと思う。

私は自分の子どもたちと、私の親とほどは長く一緒に暮らしていない。だから、どの程度私の世界観を理解してくれているかわからない(おそらく、理解してくれてはいないだろう)。私は親をある面では反面教師として親の背中を見て育った。一方、のびのびして育ちの良く見える人は、親の大切とする価値観を素直に受け継いでくれているように見える。そのような親子関係であるひとは、大変にうらやましい(妬ましいわけではないけれど・・(苦笑))

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