Jul 20
魁皇への悪魔の囁き
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魁皇への悪魔の囁き |
魁皇が引退した。いろいろ故障続きで、いつ引退するかと何度もいわれていたが、よくここまで頑張ったものだと感心した。しかし、少し残念ではある。記者会見では「気持ちがあっても、身体が動かなかった」といっていた。少し違和感を感じた。これまでも、そのようなことは何度も類似したことはあったではないかと。魁皇に限らないのだが、今までも弱い大関同士の傷の舐めあい的な相撲で、八百長ではないかと思わせるプレイもしばしばあった。大関カドバンや勝ち越しが微妙なときに、相手が手加減するように思えるのだ。結果としては、必ず千秋楽ぎりきりで、ほとんどの大関が八勝七敗で勝ち越すのだ。だから結果として、誰も大関から陥落しない。自分より技量の上の力士はたいしていないのにである。昇進直前のときだけ頑張る。その後は、八勝七敗程度で終わるのだ。下にばかり金星献上でプロとして恥ずかしくないのかと思っていた。毎度毎度のことで胸糞悪いので、相撲は見ない(が気にはなる)。
主題はそれではなかった。悪魔の囁きの話だった。「もうここまでやったのだから、もうやめても良いだろう」というのが悪魔の囁きである。「いや、決して諦めない」というなでしこジャパン的な前向きの囁きも聞こえてくる。ご本人は、どうしようか迷うわけだ。決断の主体は、いろいろ悩んだ末に最終決定をする。今までの魁皇は、負けても負けても土俵に上がる諦めないモードでいたのではないか。それがファンに好感をもたれて、応援されてきたのではなかったか。
だから拍子抜けだった。力が入らない、それは事実だろう。しかし、それでも今までは頑張って来たのだ。今回だけ特別だろうか。勝ち星が前人未踏の記録を超えて、「もういい加減にいいだろう。ここまでやったのだから、もうよそうぜ」という悪魔の声が優勢になってきて、とうとうその誘惑に負けてしまったのだろう。その魁皇を責めるつもりはない。誰しもゴールが近づくとそうなるものだろう。現役で居続ける緊張モードから抜けて早く楽になりたいのだ、全員がみなイロチーのように、未踏の記録を更新しつづける力を備えているわけではない。
