かみつく親

From Evernote:

かみつく親

卒業できるかどうか、学生の親から先週のある会議中に電話がかかってきた。重要な会議だったので、折り返し私から電話をするといったのだが、のちにまたかかってきた。曰く、「卒業できないと子どもから聞いてびっくりしている」という。「子どもは、きちんとやっていると言っている。だから卒業できないのはおかしい」と主張する。この手の話はよくあることだ。子どものこの間の学業のことを把握していず、また大学のしくみもあまり理解していないようなことが共通している。大学生になってからの四年間は全く放任で、最後の土壇場では、子どもの言い分をひたすら信ずるのだ。この間の、いろいろな途中での提出物などや指示に対するチェックポイントをクリアできていない経過を全く理解していない。子どものいいなりの親のようだ。

その子どもは、そのようにして結果として、(だます意図はないし、悪気もないのだと信じたいが)親をだまし、教師をだましていくのだろう。今後もそのパターンは続くだろう。それで社会が通ると思ってもらっては困る。私は個人的には、卒業させてあげたい。私の卒論指導を受けなさい、口頭試問を受けなさい、卒論発表をしなさい、それが単位を出す条件だよと再三いっている。それは了解してもらっているにもかかわらず、その約束も守らず、卒論最終締切日をギリギリに投げつけるように提出して、さあどうだ単位を認めろというのは、自分勝手すぎていただけない。他の教師は私のようには判断しないかもしれないが、これは私なりのささやかな抵抗である。

About