Sep 20
高齢者の出費(1)
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高齢者の出費(1) |
総務省2010年の高齢者無職世帯(二人以上、無職世帯)の家計調査の結果が数日前の新聞に出ていた。月当たりの可処分所得19万弱、消費支出は24.6万円との実態データである。差額の58000円の不足分は、貯蓄・金融財産の取り崩しで補っているというようだ。証券会社や銀行は不足額はもっと必要と煽り、貯蓄を投資信託や株で運用するよう投資を勧める(私は、個人的にはそれには反対であるが)。可処分所得の19万円は決して無茶苦茶な数字ではないので、それならその範囲で何とか暮らせば良いのにと思うが、実態はそんなものだろうなと思う。今日の朝刊のコラムに、こんなことが書いてあった。
母親が毎日一時間歩いて水をくみにいく。頭に乗せた甕(かめ)一杯20リットルが家族五人で一日に使える全ての水だ。「もっとほしくないですか」と尋ねると、母親は澄んだ目でこう答える。「これが神様が私たちに下さった量なのです」
心打つ内容だ。すべて与えられるものに全く疑問を持たずに受け入れるのも問題かもしれないが、そのようなときもしばしばある。そのときは、不平不満を言わずに、この母親のように謙虚に受け止めたいと私は思う。
